【7月12日付編集日記】子どものトイレ事情

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 「腸内フローラ」という言葉を聞くことがある。ヒトの腸内には、さまざまな細菌が数百兆個もすんでおり、その微生物群が生息している様子をラテン語で花畑を意味するフローラに例えた言葉だ

 ▼腸内の細菌には善玉菌、悪玉菌、そのどちらにもなる日和見菌がいるが、そのバランスが健康に大きな影響を及ぼす。とりわけ便秘は腸内環境を悪化させる要因の一つだが、NPO法人日本トイレ研究所の調査によると、本県の小学生の5人に1人が便秘の状態にあるという

 ▼調査は全国の児童を対象に行われ、うち約半数が、学校で大きい方のトイレは使わないと答えている。同研究所はトイレを我慢してしまうことが、便秘につながっている可能性があると指摘している

 ▼学校でトイレに行きたくない理由は、「友達に知られたくないから」が最多だった。自分の小学生時代を振り返ってみても、確かに人目が気になってトイレに行きにくい感じだった。いまも、その傾向は変わらないようだ

 ▼トイレに行きたくなるのは、当たり前の生理現象。恥ずかしいことでもなんでもない。子どもたちにそういう意識を根付かせ、体の中をきれいに保つよう教えることは家庭と学校の大事な役割だ。