【7月16日付編集日記】エアコン・バトル

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 上げては下げられて、下げては上げられる。何のことか。冷房の温度設定の話である。ちまたでは「エアコン・バトル」と呼ぶそうだ

 ▼三菱電機ビルテクノサービスがこの実態を調査した。それによれば、職場の温度設定を寒いと感じる女性は60%に上る。男性も36%が寒いと感じるのだが、ほぼ同数の35%が暑いと感じていることが"戦い"をややこしくしているようだ

 ▼政府はこの夏、2011年の東日本大震災後と原発事故以降、電力需給が逼迫(ひっぱく)する夏と冬のシーズン前に行ってきた節電要請を見送った。要請は企業や家庭にエアコン温度の適正設定や必要のない照明を消すことなどを内容としていた

 ▼要請見送りは、節電意識が定着したことや、鹿児島・川内(せんだい)原発の再稼働などで電力需給に余裕が出たことが理由。今夏は、大手電力9社の需要に対する供給余力(予備率)はピーク時でも9.1%ある見通しだという

 ▼冷房温度の好みは個人差が大きいが、調査によると職場の冷房が体調不良に結び付いた人は、女性で85%、男性でも78%もいて差は案外少ない。節電要請の有無はともかく健康管理、仕事の効率、省エネ、環境へのやさしさなどバランスを考えた設定温度が肝心だ。