【7月20日付編集日記】薬草で地域活性化

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 薬草で知られるドクダミ、ゲンノショウコは、開花時期の「土用丑(うし)の日」ごろ採取すれば効き目が増すと伝えられる。煎じて飲めばドクダミは利尿や解毒、ゲンノショウコは胃腸に効くという。栽培している人はそろそろ刈り取りの準備をするころか

 ▼県内には自生と栽培を合わせて250種以上の薬草があることを、県が編集した「福島県の薬用植物―知っていますか身近な薬草」で知った。何げなく見過ごしている薬草も多そう。国指定名勝の会津若松市の御薬園、須賀川市の須賀川牡丹園は、本県の薬草栽培の歴史を物語っている。生産も古くから盛んだったのだろう

 ▼磐梯町と平田村は本年度から薬草栽培に乗り出した。同町は地元の慧日寺(えにちじ)本尊・薬師如来(やくしにょらい)にちなみ「薬師信仰に根づいた薬草の里づくり」を始めた。同村は解毒、鎮痛などの薬効がある甘草を栽培している

 ▼両町村とも栽培には遊休農地を活用する。それぞれ大学や研究機関と連携し、製薬会社への販売や6次化商品の開発などで産業化を目指している

 ▼健康食品や漢方薬などの原料として薬草はこれからも需要の増加が見込まれているという。付加価値の高い薬草栽培が地域を活性化させる「特効薬」になればいい。