【7月21日付編集日記】夏休み

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 蒸気機関の研究で知られるイギリスの発明家ワットは、幼い頃から探求心が旺盛で、何でも自分で確かめてみないと気が済まない性格だったという。例えば少年時代、水蒸気の力を調べようと行った実験の逸話がある

 ▼水入りの陶器製やかんを密封し、火にかけたというのだ。結果はご想像の通り、やかんは大音響を上げて粉々になった。絶対にまねをしてはいけない危険な実験だが、ワットにとって少年時代に培った好奇心こそが、後に産業革命を進展させる発明の原動力となったのだろう

 ▼県内のほとんどの小中学校は、きょうから夏休み。子どもたちの好奇心の芽を育てるのに最適な季節だ。宿題に自由研究がある学校も多いだろう。普段から疑問だったことをじっくり調べるチャンスでもある

 ▼ただ、日本能率協会が小学生の親に行ったアンケートでは、約75%の子どもが自由研究のテーマ探しに苦労しているという。子どもが興味を持ちそうなことについてアドバイスするなど親の出番もありそうだ

 ▼海や山での自然体験、科学や文化をテーマにした催しには自由研究のヒントがたくさん隠れている。親子で楽しみながら学んだ体験は、子どもたちの好奇心を伸ばす原動力になる。