【7月25日付編集日記】聖光学院10連覇

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 きのうの第98回全国高校野球選手権福島大会決勝は「10」を争う試合だった。戦ったのは10連覇を狙う聖光学院と、10年ぶりの優勝を目指した光南だ。両校は九回まで熱闘を演じ6―5で、聖光学院が10年連続13度目の優勝を飾った

 ▼終わってみれば、聖光学院が86校78チームの頂点に立ったが、同校の斎藤智也監督が「甲子園は考えられない状況だった」と振り返るように、今大会は群を抜いたチームがない、いわゆる「戦国大会」だった

 ▼聖光学院の戦いは、最終回まで戦わずに勝利するコールド試合は初戦のみで、後半戦は接戦をものにして勝ち上がった。決勝でも光南に先行を許す展開が続き、リードしたのは終盤の八回になってからだ。そこからの集中力は王者としての経験値なのだろう

 ▼6年ぶりに決勝に進出した光南も、2年生エース石井諒投手を中心に堅守巧打で聖光学院を追い詰めた。試合には敗れたが、最終回にも1点を奪った、あきらめない気持ちは県民に勇気を届けたはずだ

 ▼「十年一昔」とは10年の間には大きな変化があるという意味だ。聖光学院はこの10年、王座を他校に譲らなかった。次のステップ甲子園でも、福島大会で見せた粘り強さを再現してほしい。