【7月30日付編集日記】土用丑の日

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 奈良時代の歌人、大伴家持が万葉集に「夏痩せに良しといふ物ぞ鰻(むなぎ)漁(と)り食(め)せ」と歌ったように、ウナギが滋養強壮に優れた食品であることは古来から知られていたようだ

 ▼「土用の丑(うし)の日」にウナギを食べるようになったのは江戸時代のこと。平賀源内が懇意のウナギ屋に頼まれ、「丑の日はウナギに限る」といった宣伝文句を看板に書いて店頭に掲げたのが始まりとの説が有名だ

 ▼天才学者の源内が発案したキャッチコピーだけに、よほど説得力があったのだろう。広く浸透し、現代までその習慣は続いている。きょうは、奮発してウナギを食べようという人も多いのではないだろうか

 ▼こちらは「ふくしまプライド。」がキャッチコピーだ。県内の農家が大事に育て上げたキュウリやモモを人気グループ「TOKIO」のメンバーが新聞広告やテレビCMで紹介している。手にしている食材は新鮮でみずみずしく、食欲をそそられる

 ▼キュウリは汗をかいて不足しがちな水分とカリウムを補い、モモはウナギと同様にビタミンEやナイアシンが含まれているそうだ。梅雨が明けてこれからが夏本番。ウナギだけでなく、滋味豊かな食材をバランスよく食べて、夏バテや夏痩せを防ぎたい。