【7月31日付編集日記】高校生ピアニスト

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 郡山市の高校生ピアニストが奏でる旋律は世界の音楽家の心に響いた。安積黎明高3年の山崎亮汰さんがジュニアの登竜門とされる米国の国際音楽コンクールで、日本人初の優勝を飾った

 ▼普段の山崎さんはひょうきんな一面を持っているが、鍵盤に向かうとまなざしが変わり「山崎ワールド」を作り上げる。コンクールでは「音楽やさまざまな分野で重ねてきた経験が評価された」と演奏を振り返る。何よりも音楽が身近にある郡山市の環境も山崎さんを育てたのだろう

 ▼同市では合唱や吹奏楽などの全国コンクールで多くの学校が優勝し、市民が小さい頃から音楽に親しむ。昨年4月からはクラシック普及と演奏家の育成を目的に全国展開されている「100万人のクラシックライブ」も催されている

 ▼ライブは、県内で22回開かれたが、このうち郡山開催は18回に及ぶ。「クラシックを気軽に楽しんでほしい」とホテルや銀行のロビー、事業所など小規模な会場で開かれており、先日は日本料理店の畳の大広間で、市民らがクラシックを満喫した

 ▼小中高校生がプロの演奏家と共演する独自の取り組みもある。ライブで経験を積んだ若者が山崎さんに続いて世界に羽ばたくことを願う。