【8月1日付編集日記】テレビ観戦

(数字はいいね)  このエントリーをはてなブックマークに追加 

 「そんな格好で、テレビを見続けないほうがいいんじゃない」。大きなお世話とも思っていた家人の小言だが、実は「命の恩人」的なものだったといえそうだ

 ▼小言の趣旨は姿勢が悪いと、視力が低下したり腰痛になるといった心配だ。しかし先日、大阪大のチームが鳴らした警鐘はもっと深刻だ。テレビを同じ姿勢で長時間見ていると静脈血栓塞栓(そくせん)症(エコノミークラス症候群)で死亡するリスクが増加する―というものだ

 ▼チームは脚を動かさないことで血流が滞り、血の塊(血栓)ができたのが原因とみる。テレビを1日5時間以上を見た場合のリスクは、2時間半未満の2.5倍、2時間半~5時間未満では1.7倍という具合だ

 ▼1988~90年に約8万6000人(当時40~79歳)の視聴時間を調査、その後の死亡状況を重ねた。その結果、2009年末までにエコノミークラス症候群で死亡したのは59人で、うち13人が5時間以上テレビを見ていた

 ▼国民のテレビ視聴時間は近年、短くなってきているという調査もあるが、今夏は"定番"の高校野球に加え、リオ五輪もありテレビ視聴が長丁場になるのは必至。合間に体を動かしたり、水分を取ることなどを十分心掛けて満喫を。