【8月8日付編集日記】滝の魅力

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 「滝には幾つもの顔がある。乾季や雨季、朝や夜で違った顔をする自然の面白さは何時見ても楽しい」。登山家の野口健さんは自身のブログで滝の魅力をこう記した

 ▼県内には、大小さまざまな滝が数多くある。ネット上には100を超える県内の滝を紹介するサイトもある。須賀川市の乙字ケ滝や檜枝岐村の三条の滝、郡山市の銚子ケ滝は日本の滝百選に選ばれている

 ▼乙字ケ滝は水かさが増すと、川幅いっぱいに水が流れ落ちることから「小ナイアガラの滝」と言われる。みちのくを旅した松尾芭蕉はこの光景を見て「五月雨の滝降りうづむ水かさ哉」と詠んだという。県内の滝もいろんな表情を見せる

 ▼先日、福島市の幕滝を訪ねた。木々に囲まれた道を抜けると高さ約30メートルから流れ落ちる滝が眼前に迫ってきた。日差しにきらめく水しぶきと澄んだ空気。しばし下界の暑さを忘れ、さわやかな心地になった

 ▼きのうは立秋だったが、県内は、4日連続で熱中症に注意を促す高温注意情報が出されるなど、猛暑が続く。連日の暑さにげんなりしている人も多いだろう。いっときの涼を求めて滝を見に出掛けてみてはどうか。滝は清涼感だけでなく、癒やしや元気を与えてくれるはずだ。