【8月29日付編集日記】地球と似た惑星

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 「こうも早く、人類の宇宙進出が現実のものとなろうとはむかしの連中は想像もしなかったことだろう」。宇宙船に乗った隊員たちは感激に浸った。間もなく彼らは、緑豊かな美しい星に着陸した

 ▼地上には大気や水もあり、リスに似た姿の温厚そうな宇宙人が住んでいる。隊員たちは地球から定期便が運行し、多くの地球人が訪れるようになった未来を夢見る―。宇宙への旅に出た人類を描いた星新一の短編小説「待機」のストーリーだ

 ▼もしかすると、本当に宇宙人と会えるかもしれない。英国などの国際研究チームが、太陽系に最も近い恒星の周りに、地球に似た温暖な環境を持つ惑星が見つかったと発表した。水や生命が存在する可能性があるという

 ▼近いとはいっても、この恒星系までは約4光年もの距離があり、現在の宇宙船の速度では到達するのに3万年もかかるという。しかし、宇宙物理学者のホーキング博士らが20年ほどで到達することができる超小型探査機の開発を進めている

 ▼実現すれば「未知との遭遇」もあり得る。いつかは美しい星々を巡って宇宙旅行を楽しむ時代も来るかもしれない。研究はまだ始まった段階だが、いまは遠い宇宙への夢がふくらむばかりだ。