【8月31日付編集日記】健康的な食生活

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 手のひらに食材をのせて栄養の目安を量る「手ばかり栄養法」というものがある。食べる適量が簡単に分かり、栄養バランスの良い食事を取るための参考になる

 ▼例えば、望ましい1日分の野菜摂取量は生野菜で両手のひら3杯分。肉や魚、豆腐は片手のひら半分ぐらいの大きさ、1食分のご飯は両手のひら程度の茶わんに1杯から1杯半が適量という。実際に活用すれば、普段の食事の在り方を見直す良い機会になる

 ▼時代は「飽食」から、食べ物や食べ方を大切にしない「崩食」へと変わりつつあるという。先日、福島医大大学院で研究する管理栄養士の伊藤央奈さんの講演で知った。食品の栄養や健康への効果を過大評価する「フードファディズム」、動物性タンパク質や脂質の過剰摂取など、食をめぐる課題は深刻なようだ

 ▼本県は高血圧症や脂質異常症、糖尿病の患者数の割合が全国でも上位だが、食生活の問題と無関係ではないだろう。生活習慣病予防の手立ては家庭の食卓から糸口を見いだすこともできるはずだ

 ▼本県では野菜や果物が多く生産されており、栄養豊富でおいしい食材が身近にある。健康を支える食生活の実現に向け、この恵まれた環境を生かさない手はない。