【9月3日付編集日記】増える外来種

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 近所の河川敷を散歩していたら、体長30センチもあろうかというミドリガメを見つけた。ペットのミドリガメが捨てられて野生化し、急激に増えているといわれるが、こんなに身近な場所で遭遇したことに驚いた

 ▼川面に目をやるとオイカワらしき魚が銀りんを光らせて泳いでいる。そんな光景を見て、昔ながらの生態系を大切にしなければ―などと思っていたところ、生物に詳しい同僚からオイカワも外来種だと聞いた。もともと関東以西に分布していたが、アユの放流種苗に混じって生息域を広げたのだという

 ▼オイカワのように国内の他の地域から持ち込まれた生物を「国内外来種」という。県内で見られるヘラブナやワカサギも実は国内外来種。昨年は温暖な地方に生息するはずのニホンヤモリが県内で相次ぎ見つかった

 ▼九州に自然分布しているカタツムリのコハクオナジマイマイも先日、県内で初めて確認された。茨城県でも見つかり、農作物の食害が報告されている。県内でも注意が必要だろう

 ▼すでに外来種は普段の生活の中に入り込んでおり、従来からの生態系や在来種への影響が心配される。外来種被害防止3原則「入れない、捨てない、広げない」をいま一度確認したい。