【9月7日付編集日記】くだもの王国

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 残暑が続く県内だが「くだもの王国ふくしま」のステージは、夏のモモから、秋のナシやブドウなど主役交代が急ピッチ

 ▼この夏を振り返ればタイやマレーシアへの輸出増加、東京などで開かれた各イベントでの人気、大学生や高校生らによる新商品開発など県産モモを応援するファンにとってうれしい話題が多かった。生産農家の励みにもなっただろう

 ▼県が昨年9月から取り組む「ふくしま桃の郷づくりプロジェクト」では、2020年度までに県産モモの出荷量を14年度比で3000トン増の年間3万トンを目指すという。今年はプロジェクト成功の鍵を握る最初の年だった

 ▼集中的に取り組んだ「モモせん孔細菌病」対策では今季、主力品種の「あかつき」に被害が少なかったことが県議会政調会で報告された。果実に斑点ができるなど、農家を悩ませる果樹の病害は、枝を切るなどの対策を徹底したことで被害拡大を防げたという。農家と県などの連携が功を奏した

 ▼せん孔細菌病は、秋に葉が落ちた跡などから樹木に病原菌が入るのが原因になるため、来シーズンに備えては秋の防除も大切だ。収穫後のいまの時期も続く農家の地道な努力が、全国に誇れるモモ産地の復興を支えている。