【9月8日付編集日記】がん征圧月間

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 会津を治めた武将蒲生氏郷は、40歳の若さで亡くなった。死因は、大腸がんの可能性が高いという(「病が語る日本史」酒井シヅ著)。数々の合戦で手柄を立てた氏郷が長生きしていたら、戦国時代の勢力図は大きく変わっていたかもしれない

 ▼がんは昔からある病気だが、平均寿命が短かった時代はあまり身近ではなかった。がんを発病する前に感染症などで亡くなる人が多かったためだ。しかし現代では、がんで日本人の約3人に1人が亡くなっており、死因のトップを占める

 ▼ただ、がんは早期に見つけて治療すれば治る可能性もある。そのため各市町村はがん検診を実施しているが、受診率はまだまだ低い。2014年度の県内の受診率は胃、肺、大腸の各がんは20~30%台にとどまる

 ▼一方、乳がんと子宮がんの受診率は徐々に増え、40%を超えている。最近、女性タレントがテレビやブログでがん闘病を告白することが多いが、県によると、こうした話題性も女性が検診に関心を持つ一因となっているようだ

 ▼今月は「がん征圧月間」。がんを予防するため、健康的な生活習慣と積極的な受診の大切さを改めて認識したい。それが自分や家族の豊かな未来を開くことにつながる。