【9月14日付編集日記】農業用ロボット

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 江戸時代前期に活躍した会津農学の先覚者、佐瀬与次右衛門は「農業のならぬといふも不覚悟よ 勤て見るに叶(かな)ハぬハなし」と詠み農民たちを励ました

 ▼農業指導書「会津農書」の著者として知られる佐瀬は、和歌で農業の技術や心構えなどを伝える「会津歌農書」も著し、農業技術の普及に努めた。収められている約1670首は、当時から先進的だった会津の農業を伝える

 ▼歌農書の時代から300年以上を経て全国有数の農業生産地となった本県でいま、農業用アシストスーツの新技術が注目されている。中腰での作業や、コンテナを持ち上げる際などに作業者の筋力を補助して、腰痛などに悩む農家の負担を軽くする

 ▼アシストスーツを開発している企業が先日、福島市の県農業総合センター果樹研究所で開かれた農業用ロボットセミナーで、アシストスーツの実演や体験を行った。参加者らの関心は高かったという

 ▼本県の農業を支えている中高年の農業者だけでなく、未来を担っていく若者、活躍が期待されている女性にとっても、農作業の負担軽減は願ってもないことだろう。機械化が難しい作業をカバーしてくれるロボットがたくさん生まれれば農業の魅力もさらに高まる。