【9月20日付編集日記】健康への一歩

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 80歳でエベレスト登頂に成功したプロスキーヤーの三浦雄一郎さんには、いかにも健康的な生活を送っているというイメージがある。しかし、50代で7大陸最高峰からのスキー滑降に成功すると、その開放感から暴飲暴食が始まったと著書に記している

 ▼体重は20キロも増え、高血圧や高血糖など生活習慣病が次々に発症した。典型的なメタボリック症候群だ。三浦さんは講演で「20キロの荷物を背負いトレーニングしているのです」と冗談めかして話していたが、実は心筋梗塞にかかる一歩手前だった

 ▼三浦さんに限らず、メタボは多くの人にとって身近な病だ。健康保険組合連合会によると、特定健診(メタボ健診)を受けた40~74歳のサラリーマンのうち約8割が「不健康」と診断された

 ▼本県でも震災後、メタボに該当する人の割合が増加していることが県の調査で分かっている。そのため県は、ウオーキングなど健康的な活動をポイント化し、点数が集まると協力店で特典が受けられる事業を開始した

 ▼三浦さんはエベレスト登頂という目標を持ったことで、メタボを克服できたという。スポーツの秋だ。まずは特典獲得という目標を立て、健康づくりへの一歩を踏み出してみようか。