【9月27日付編集日記】ゴジラと君の名は

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 「シン・ゴジラ」と「君の名は。」。東宝がこの夏配給した二つの映画が人気だと聞き、映画館に足を運んだ。巨大怪獣に立ち向かう人間ドラマと、高校生の奇妙な体験や恋という違いはあるが、その物語に引き込まれた

 ▼「シン・ゴジラ」は人気アニメ「エヴァンゲリオン」の庵野秀明監督が脚本・総監督を務めた「ゴジラ」の最新作、「君の名は。」は10代を主人公にした作品で注目される新海誠監督のアニメだ。この2作品には浅からぬ縁があるようだ

 ▼最初のゴジラが封切られた1954年には「君の名は」の第3作が公開され、ともにヒットした。この名を冠した2作品が62年という時を超え再び大ヒットしている

 ▼両作品とも、実際には存在しない世界を映像で表現するためのコンピューターグラフィックス(CG)が駆使された。シン・ゴジラは日本版で初めてフルCGで描かれた。人を見下ろす視線にこだわり、細かな目の動きもCGで表現された

 ▼CGのない時代、迫力あるシーンを支えたのは「特撮の神様」と呼ばれた円谷英二監督らの特撮技術だ。三春町での特撮のDNA展も閉幕まであと5日。最新のCGに、脈々と受け継がれる特撮の原点を再認識するのもいい。