【10月10日付編集日記】縁結びネットワーク

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 30年ほど前、自宅の茶の間に、スーツ姿の男性の写真が数枚置いてあった。適齢期だった姉に紹介するため親戚が持ってきたお見合い写真だった。この親戚は100組の縁組を仲介していた、いわゆる「世話焼きおばさん」だ

 ▼こんな話は今や昔。男女の縁を取り持つことも行政の役割になったようだ。こうした取り組みは人口減対策として県内市町村に広がっている。西郷村は、村内の企業などに勤める独身者を対象にした、縁結びネットワークを作るのだという

 ▼各企業に世話焼き人の縁結びサポーターを配置。その人たちが連絡を取り合うなどしカップルやグループでの出会いを仲介する。上司や同僚の仲立ちで、結婚したい独身男女の希望をかなえやすくするのが狙いだ

 ▼2016年版少子化社会対策白書によると18~34歳の未婚者のうち、いずれは結婚したいと考えている人は男女ともに9割に近い。交際を望んでいるが、相手がいない独身者の理由は「適当な相手に巡り合わない」というのが最も多い

 ▼「ナビ欲しいバージンロードに続く道」は結婚支援サービス会社が行う「婚活川柳」の受賞作だ。世話焼きの人たちがナビとなり、すてきな相手と巡り合う人が増えればいい。