【10月26日付編集日記】減塩と野菜

(数字はいいね)  このエントリーをはてなブックマークに追加 

 厚生労働省の「日本人の食事摂取基準2015年版」策定に携わった佐々木敏東大大学院教授は、体にやさしい食塩摂取量について「1日あたり5グラムか6グラムまで」と、著書「栄養データはこう読む!」で目安を示した。長年食べた食塩が加齢による血圧上昇に影響するのを踏まえ「節塩生活」を提唱している

 ▼同書によると、国民の1日当たりの食塩摂取量は年々減少しているが、同時に食べる量全体が少なくなり、エネルギー摂取量も減っているという。佐々木氏は減塩が進んでいるかどうか、まだよく分かっていないとしている

 ▼12年の国民健康・栄養調査では、20歳以上の県民の1日当たりの食塩摂取量は男性12.1グラム、女性9.9グラムで、佐々木氏が示す目安を上回る。この結果は県民の健康課題を示しているようだ

 ▼県は今月、県内のスーパーなど食育応援企業と共に「健康長寿のための減塩&野菜を食べようキャンペーン」を始めた。減塩食品や野菜の食べ方の紹介、食育体験などを展開する

 ▼野菜に含まれるカリウムは高血圧予防に役立ち減塩との相乗効果が期待できる。キャンペーンは生活習慣病の予防に向けて、県民が自分の食生活を見直す良い機会を提供してくれそうだ。