【10月27日付編集日記】山の楽しみ

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 各地の山々から初冠雪の便りが届く。昨日は富士山でも観測された。紅葉狩りを楽しんでいたいと思う向きには一抹の寂しさを感じさせる冬の便りだろう。しかし雪山ファンでなくても楽しむことができる冬の山が身近にあるそうだ

 ▼石城山岳会長の秋葉信夫さんは「いわきの山々は雪がほとんど降らない」と言い、いわきとその周辺の山に登ることを勧める。冬は木々の葉が落ちて見通しが良くなり、いつもとは違う景色を楽しむことができるのが魅力という

 ▼同会は創立60周年記念誌「いわき市とその周辺の山々」を発刊した。82ページのうち、同会の歩みに触れているのはわずか数ページ。多くをいわき市と川内村など近隣市町村を含めた52山の特徴やコースなどの紹介に割いた

 ▼会員が数年かけ、幾度も山に登って見つけ出した四季折々の絶景ポイントや山歩きのアドバイスなどを載せた。トイレの有無や、自生する草花の見頃など初めて登る人への気遣いからも古里の山を愛する会員の思いが伝わる

 ▼いわきの山には東日本大震災と原発事故後も県内外から大勢の登山者が訪れている。会員の努力の結晶を手に山に登れば、山歩きの楽しみがさらに増し、いわきの新しい魅力に気付くはず。