【11月1日付編集日記】コナン展

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 読んで面白いミステリーには条件があるという。発端の不可思議性、過程のサスペンス、結末の意外性―の3点が備わっていることだと江戸川乱歩は評論に書いている。この3要件が面白さを左右するのは現代のミステリーでも同じだろう

 ▼乱歩の「少年探偵団」シリーズでミステリーの醍醐味(だいごみ)を知ったという人は多いのではなかろうか。怪人二十面相や名探偵・明智小五郎、そして小林少年率いる少年探偵団の活躍に心を躍らせながらページをめくったものだ

 ▼一方、いまの子どもたちに「探偵といえば」と聞いたら、「江戸川コナン」と答える声が多いだろう。謎の組織によって体を小さくされた高校生が数々の難事件を解決に導いていく漫画「名探偵コナン」の主人公だ

 ▼連載20年を超える作品は親子2世代にわたるファンも多い。コナンや、仲間の少年探偵団、毛利探偵、怪盗キッドら個性的な登場人物が織りなすドラマは、ミステリーの面白さを十分満喫させてくれる

 ▼三春町の福島さくら遊学舎では「コナン展」が始まり、会場では来場者らが殺人事件が起きたとの設定で犯人捜しに挑んでいる。事件の謎とともに、コナンの魅力の秘密も解き明かすことができるかもしれない。