【11月6日付編集日記】戦略的なPR

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 「関心こそチャンス。無関心は敵」。宮崎県知事を務めた元衆院議員の東国原英夫氏の言葉だ。福島民友新聞社などでつくる東北七新聞社協議会主催の「とうほく創生Genkiプロジェクトフォーラムin福島」で知事時代の広報戦略を披露した

 ▼前任者が汚職事件で退き混乱の中で臨んだ県政。「広報が全国ネットに乗らない。役所は『できない』の言い訳ばかり」だった宮崎の状況は、どこか震災前の本県にも通じる

 ▼お笑いから転じた知事の作戦は、良くも悪くも関心の的となった自身を露出させること。要望のたびに宮崎地鶏を持参、しかも顔の近くまで持ち上げて映像からカットされないよう工夫した。農相が猫の目で代わったころで、その度に要望に出向いた

 ▼ずうずうしいと言われようが県民のために行動する。風評に悩む本県も参考になる。例えば全国で今一番注目度が高いだろう小池百合子都知事の来県はこの上ない好機。知事を追い掛けて、報道陣が何十人も訪れた

 ▼震災の記憶の風化が危惧されている。こうした機会を逃さず一緒に福島の元気を映し込みたい。したたかにアピールを重ねていけば、復興に向けて頑張る本県の姿を国内外に示すことができるはずだ。