【11月19日付編集日記】世界トイレの日

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 いろんな日があるものだ。きょう11月19日は「世界トイレの日」。2013年の国連総会で制定されたれっきとした記念日である

 ▼世界では3人に1人がトイレのない生活をしており、屋外排せつは病も引き起こし、多数の子どもの死につながっている―。国連の潘基文(バンキムン)事務総長は3年前、第1回「世界トイレの日」に当たって衛生施設の普及を訴えた

 ▼外国で困っている子どもたちに比べれば幸せだと言ってしまえばそれまでだが、日本の子どもたちに敬遠されているのが学校のトイレだ。文部科学省が公立小中学校のトイレに関して行った初の全国調査で、洋式の割合は43%にとどまり、和式は57%に上ることが分かった。県内はさらに和式が多く64%だった

 ▼いまの家庭は洋式が主流で、子どもからは「和式は使いにくい」との声が上がる。85%の自治体は新築や改修の際に、洋式を多く設置したいと答えているが改修は進んでいない。予算不足が要因らしい

 ▼「腸に負担が掛からない」とか「下半身を鍛えられる」などと和式を推奨する説もあるが、学校は大規模災害時の避難所としての役割も担う。トイレ先進国の日本で未曽有の災害を経験した本県として世界に手本を示さねば。