【11月29日付編集日記】子どもの暖房器事故

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 近づく師走の足音にせかされて先週末遅ればせながらこたつを出した。さっそくスイッチを入れ、足を潜り込ませる。指先から腰までじんわりと暖まってくると、ついウトウトと眠りに落ちてしまった。日本に生まれてきてよかったと思う至福のときだ

 ▼ストーブやこたつは冬を快適に過ごすための必需品だが、使い方によっては思わぬ危険が潜む。消費者庁は本格的な寒さの到来とともに、暖房器具で子どもがけがをする事故が増加するとして注意を呼び掛けている

 ▼同庁にはこれまで、子どもが石油ストーブにつかまり立ちしたり、ストーブの上のやかんをひっくり返したりしてやけどをしたケースが報告されている。こたつでは、座布団に引っかかって天板の縁に顔などをぶつける事故が多い。加湿器から出る蒸気でやけどした乳児もいた

 ▼ストーブを安全柵で囲って使用したり、こたつの角にクッションテープを貼ったりといった対策が必要だ。祖父母の家などでけがした事例もある。年末年始の帰省に向けて危険を取り除きたい

 ▼〈炬燵(こたつ)の間母中心に父もあり〉(星野立子)。家族だんらんで過ごす暖かい部屋は、子どもにとって最も安全で、心が安らぐ場所でなければならない。