【12月9日付編集日記】冷えと体

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 「胃が冷えていますね。何か冷たい物をとりませんでしたか」。体調が思わしくないため鍼灸(しんきゅう)院に行くと、脈診をみた先生から、冷たい物を控えるようにとアドバイスされた。以来、夏でも冷たい水を飲まないような生活を続けたおかげで健康な体質になった

 ▼体が冷えると血行が悪くなって免疫力が低下し、さまざまな病気を引き起こしやすくなる。ただの冷えと軽視できない。「冷えは万病のもと」といわれるのはこのためだ

 ▼国内では平熱が低い低体温の人が増えているそうだ。60年ほど前に東大の研究者らが日本人の体温を調べたところ、平均は36.89度だった。しかし今では36度前半となり、35度台の人も珍しくない

 ▼現代社会はストレスや食べ過ぎ、運動不足など体を冷やす原因に事欠かない。食生活でも生野菜のサラダやスムージーなど、冷えを招きやすい食べ物が人気になっている。特に若者が冷たい物を好む傾向にあるそうだ

 ▼体温を上げるためには食生活に気を付けることはもちろん、ぬるめのお風呂にゆったりとつかったり、ウオーキングなどの運動を心掛けたりするのが効果的だという。万病を寄せ付けないために、体を冷やさない活動的な生活習慣を心掛けたい。