【12月17日付編集日記】交通ルールとマナー

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 「横断歩道」という言葉から、どんな光景を連想するだろう。歩道を渡り終えてぴょこんと頭を下げる小学生か。それとも、なかなか歩道を渡ることができず困っているお年寄りか

 ▼歩行者が誰であるかはともかく、現実は後者の光景の方が圧倒的に多いようだ。日本自動車連盟(JAF)の「信号機のない横断歩道」における歩行者優先についての実態調査では9割以上の車が止まらないという結果だった

 ▼この調査に先駆けて同連盟が行った「交通マナー」に関するアンケートも興味深い。「運転中、携帯電話を使用しているドライバーが多い」と思う人は8割強、「ウインカーを出さず車線変更や右左折する車が多い」と思う人も8割近くに上った

 ▼交通ルールを守りマナーを高めようという意識がドライバーの間で曖昧になってきているという指摘がある。例えば、右折時には道路中央に寄るというルールは、後続車の直進しやすさにつながるが、無頓着なドライバーが増えているようにみえる

 ▼交通事故防止県民総ぐるみ運動が1月7日まで行われている。年間スローガンは「みんながね ルール守れば ほら笑顔」。忙しい年の暮れだが、少しの気遣いと優しさで笑顔が広がる。