【12月22日付編集日記】ウエアラブル端末

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 30世紀の未来からやってきたタイムパトロール隊の少年ジェッターはタイムマシンが故障し、20世紀の日本に取り残される。そして国際科学捜査局の要請を受け、犯罪捜査に協力する。1960年代のテレビアニメ「スーパージェッター」である

 ▼印象的だったのが、ジェッターの装備だ。通信機能を持ち、タイムマシンも呼び出すことができる腕時計型の機械や、透視ができる赤外線ゴーグルなど科学の粋を駆使した装備に、当時の少年たちは夢を膨らませた

 ▼コンピューターの小型化、高性能化で、かつては空想の世界にあったような製品が登場している。インターネット通信や家電の遠隔操作などができる腕時計、レンズ上に画面が浮かび上がる眼鏡などだ。身に着けて使えるコンピューターという意味の「ウエアラブル端末」と呼ばれている

 ▼川俣町が、シャツ型のウエアラブル端末の製造拠点になる。京都府の銀メッキ導電性繊維メーカーが町内の工業団地に進出し、着るだけで心拍や脳波などを検知して健康管理に活用できる端末を製造する

 ▼同町は絹織物で栄えた歴史がある。伝統産業と先端技術の融合は、さらなる技術革新を生み出す可能性を秘める。夢は膨らむばかりだ。