【12月26日付編集日記】乳児用液体ミルク

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 粉ミルクを哺乳瓶に入れようとして台所にまき散らしたり冷ましたつもりがまだ熱すぎたり...。そんな失敗を経験したお母さん、お父さんも多いのではないか。授乳は、育児の中でも不安や負担が大きいと感じる一つだろう

 ▼そんな子育て世代の負担を軽くしようと、政府は、乳児用の液体ミルクの解禁に向けた検討を始めた。液体ミルクは海外で広く流通しているが、国内では法令が未整備で市販されていない

 ▼液体ミルクは、粉ミルクに比べ高価で保存期間が短いという課題がある。しかしお湯で溶かす必要がなく、育児の手間が省けるため男性の育児参加を後押ししたり、災害時の備蓄品としても期待されている

 ▼この動きを受け、福島市の乳製品加工業者が乳児用液体ミルクの開発に乗り出す方針を明らかにした。専用工場の建設を視野に入れ、来年秋にも専門家らによる検討を始める考えだ。海外メーカーの技術などを取り入れることも検討する

 ▼母親の4人に1人が乳児期に職場復帰しているという、子育て支援団体の調査結果がある。子育てと仕事の両立を目指す女性は多い。福島発の液体ミルクは、赤ちゃんの成長にも、子育てに奮闘する両親の心にも栄養源となるはずだ。