【1月4日付編集日記】仕事始め

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 多くの人材を育てた京セラ名誉会長の稲盛和夫さんは著書「生き方―人間として一番大切なこと」で、「平凡な人材を非凡に変えたもの」として、一日を懸命に生きる力と、その一日を積み重ねる継続の力を記した。夢を現実に変えるのは安易に近道を選ばない「非凡なる凡人」と勇気づけてくれる

 ▼稲盛さんは継続と反復の違いも示し、どの仕事も毎日少しずつでも改良、改善する大切さを指摘。「創意工夫する心が成功へ近づくスピードを加速させる」と助言する

 ▼本県の産業復興の加速化を図る福島・国際研究産業都市(イノベーション・コースト)構想の事業費101億円が政府の2017年度予算案に計上された。構想の具体化には、県民がさらに創意工夫を凝らすことが大切だ

 ▼県が毎月発表する県内の経済動向では「県内の景気は一部に弱い動きがみられるものの、着実に持ち直している」とする総合判断が、昨年12月まで2年間続いている。イノベーション構想は、本県経済をさらなる回復軌道に載せるための起爆剤として、期待が高まる

 ▼きょうは官公庁や多くの企業が仕事始め。構想に携わる人はもちろん、県民一人一人の確かな一日の積み重ねが軌道回復の鍵となる。