【1月14日付編集日記】みんなのうた

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 「ともに過ごした日々を胸に抱いて 飛び立つよ 独りで 未来(つぎ)の空へ」。3人組の人気グループ「いきものがかり」の楽曲「YELL」の歌詞の最後の一節だ

 ▼いきものがかりが活動休止を宣言した。しばらくはそれぞれが自由な活動をするという。ホームページでは「未来をもっと広げるために」と書いている。休止は寂しいが、この曲に励まされた多くの人たちがお返しのエールを送っているに違いない

 ▼YELLは2009年度NHK全国学校音楽コンクール中学校の部の課題曲だった。同年8月から9月にかけて同局の「みんなのうた」でも放送されたこともあって、応援ソングとして広く口ずさまれるようになった

 ▼みんなのうたは1961年4月に放送が開始された。最初に流れた曲は「おお牧場はみどり」と「誰も知らない」。その後、「手のひらを太陽に」「森の熊さん」などと続くが、番組で生み出された国民的愛唱歌は約1400曲に上る

 ▼福島さくら遊学舎(三春町)で、放送開始55年記念の「みんなのうたの世界展」が始まった。5分間の小さな音楽番組だが、どれほどの人が癒やされ勇気をもらってきたか。思い出をたどれば未来への大きな希望がわいてくる。