【1月24日付編集日記】ゲンバ男子

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 「日本の産業を縁の下から支えているのは俺たちだ」。そんなキャッチコピーの下に、作業服姿の男たちの写真が並ぶ。なかなかのイケメンぞろいだ。もしかしたら新しいアイドルグループだろうか

 ▼彼らは、実際に製造業や建設業などに携わっている従業員たちだ。いま、町工場などで働くかっこいい若手工員を「ゲンバ男子」と呼び、その姿を自治体や経済団体などがネットで紹介する取り組みが話題になっている

 ▼若者の製造業離れが叫ばれる中、業界のイメージアップを図ろうと、大阪市の外郭団体が2013年に始めた。以来、北九州市や浜松市など全国に広がりつつある

 ▼会津若松商工会議所も加盟企業のゲンバ男子を紹介するホームページを開設した。金属加工や精密部品製造などに従事する若者たちを取り上げ、生き生きと働く姿の写真と、仕事の魅力を伝える記事を掲載。今後は彼らの写真を配したカレンダーも作り、より注目を集めたい考えだ

 ▼県の調査では、製造業と建設業の半数以上で若手技能者の確保が困難になっているという。ゲンバ男子をきっかけに、現場で汗を流すかっこよさに目覚める若者が増えれば、ものづくり産業の支柱がさらに強固になるはずだ。