【1月28日付編集日記】除雪

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 「除雪機に燃料入れて空を見る」。本紙「世相川柳」にかつて掲載された一作だ。会津地方を中心に雪空が続く。除雪は雪国で暮らす人々にとって大きな負担である

 ▼そんな除雪の強い味方なのが除雪機。今は小さなものから大きなものまで、さまざまな種類の除雪機が販売されるようになり活躍している。中通りでも事業所などでは備えるところが増えてきた

 ▼極めて重宝な除雪機なのだが普及とともに事故も増えているようだ。消費者庁によると、手押し式の除雪機で使用者が下敷きになるなどして死亡した事故の情報は過去約8年間に少なくとも20件寄せられているという

 ▼今冬も長野県で下敷き、鳥取県で巻き込まれて死亡したほか、山形県では突然回転し始めた刃で指先を切断する事故があった。同庁は安全装置が正しく作動することを確認し、雪が詰まった時はエンジンを止めて取り除くよう呼び掛けている

 ▼「外灯の傘の軋(きし)むを背に聞きて除雪急げり孫の下校に」。こちらは「民友文芸」欄に載った短歌だ。来週末には立春を迎えると思うと少しは気持ちも楽になるが、雪には油断できない日々が続く。県内ではこのところ、落雪などによる事故が相次ぐ。くれぐれも用心を。