【1月29日付編集日記】水

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 生活の根本を支えるライフライン。東日本大震災でその大切さを痛感したが、時間の経過とともに希薄になっていたようだ。先日、水道管が凍結して水が出なくなり改めて考えさせられた

 ▼慌ててコンビニにミネラルウオーターを買いに走った。お湯を沸かす一方で、もったいないと思いつつトイレのタンクにも注ぎ込んだ。飲用だけでなく洗面や食器洗いなど日常のあらゆる場面で水が欠かせないことを思い知らされた

 ▼翌日は気温が緩み、水道管が破裂することもなく自然に解けたが、蛇口から注いだ1杯の水はこれまでと違うように見えた。わずか一晩の出来事だったが、ずいぶん無駄な使い方をしていたことにも気付かされた

 ▼会津若松市が6月から水道料金を23年ぶりに平均21・66%引き上げる。景気低迷や給水人口の減少で2014年度から赤字決算になっていたことを踏まえての決断で、県内13市の中では低い順から数えて5番目になるという

 ▼「生命線」を寸断した震災発生から、あと1カ月余りで丸6年を迎える。蛇口をひねれば当たり前のように、安心して飲むことができる水が出てくるありがたみをかみしめて、災害に備える心構えを常に忘れずに持ち続けていたい。