【2月24日付編集日記】生まれ変わる郡山駅前

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 郡山市は江戸時代に奥州街道の宿場町として栄えた。1887(明治20)年に上野発の鉄道の終着駅として郡山駅が開業すると、東北線、磐越東線、磐越西線、水郡線、東北新幹線が次々に開通、交通の要衝としての役割を担い、人やモノが集まった

 ▼駅前の商店街も活況を呈し、昭和50年代には大型店が続々と出店し、多くの買い物客や観光客でにぎわった。しかし、平成に入ると、車社会の進展に伴い進出した郊外型の店舗に消費者が流れるなどして、駅前の商業施設の撤退が相次いだ

 ▼JR郡山駅の目の前にあった丸井郡山店の閉店から9年。この跡地にビジネスホテルを核とした複合商業施設が先日オープンし、郡山の玄関口が装いを新たにした

 ▼テナントには飲食店や金融機関、コンビニ、美容室など多彩な業種がそろう。駅前近くに並ぶホテルには5000人超が宿泊できるようになり、誘客の素地も広がった

 ▼商都を彩る中心市街地は撤退した大型店跡地の再利用も進んでいるが土、日曜日はイベントがないと、どこか寂しげでもある。ハード面を生かし、どうにぎわいを創出していくのか。かつて誘致した駅と共に、目覚ましい発展をけん引してきた商業者の腕の見せどころだ。