【3月4日付編集日記】啓蟄と花粉症

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 「空黄色 心はブルー 目は真っ赤」医薬品メーカーがかつて募った「花粉症五七五大賞」の受賞作の一つだ。明解な情景描写に脱帽するそばから鼻がむずむずする

 ▼いよいよ本格的な花粉症シーズンに突入したようだ。本紙の「きょうの花粉予報」のコーナーは花粉飛散が「多い」や「非常に多い」で埋まり、近所のスギの木を見れば、既に全体が緑褐色になっている

 ▼日本気象協会の予測によれば県内の花粉飛散数は前シーズンより非常に少なく、例年よりやや少なくなりそうという。そうなればうれしいが、今年はいつもの年より早めに症状が出たという人も多い。油断できない

  ▼花粉はスギの枝先にある雄花でつくられる。雄花1個には、約40万粒の花粉が入っているとされ、1本の木から天文学的な数の花粉が飛んでくる。これに中国大陸からのPM2・5や黄砂が加わるから厄介だ

 ▼あすは二十四節気の一つ「啓蟄(けいちつ)」。冬ごもりしていた虫が地中からはい出てくるとされる。春を告げるフクジュソウがあちらこちらで黄色い花を咲かせ、梅の木もウグイスの初鳴きを待つ。くれぐれも「くしゃみして 腰を痛めて 五連休」とならぬよう気を付けながら春めく日々を堪能したい。