【3月30日付編集日記】通販大賞

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 自宅に居ながらにして商品を手に入れることができる便利な手段として利用が広がる通信販売。商品が思いも寄らぬ遠方から発送されて驚くことがある

 ▼確かに日本通信販売協会の会員一覧をみると通販会社は全国津々浦々にある。販売側にとっても店舗の有無にかかわらず全国を対象に商売できるのが大きな魅力だろう

 ▼同協会が47都道府県ごとに通販の利用額や購入品などを調べた結果、本県が総合で1位となり通販大賞に輝いた。県民性研究家の矢野新一さんは「新しいものやファッションに関心が高い人が多いからでは」と分析する

 ▼しかし、それだけではないだろう。県内は広く、高齢化や過疎化が進む。買い物に出掛けられなかったり、近くに店がないなどの理由から通販に頼らざるを得ない事情があるかもしれない。一方で通販利用が多い分、県内での購入が少なくなっているとすれば喜んでもいられない

 ▼日本でもよく知られている米国のインターネット通販大手はネットから実店舗への販路拡大戦略を加速するという。国内では特産品などを通販で売る地方の会社がたくさん生まれている。通販の世界も多様化が著しい。利用するだけでなく販売で日本一になる手もある。