【4月7日付編集日記】よくかむ

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 身近な健康法として気をつけていることがある。よくかむことだ。この半年ぐらいで習慣づけた。一口当たり30回かみ、約20分かけて食べている。食後のおなかのすっきり感が以前とは全然違う

 ▼免疫学者で胃と腸の健康に詳しい藤田紘一郎さんの著書「病気を寄せ付けない腸寿食」によると、「よくかむ」ことは、あらゆる病気にかかりにくくするために必要だという

 ▼よくかむと、口の中で食べ物と唾液がしっかり混ざり、唾液に含まれるアミラーゼという消化酵素が働きやすくなる。カタラーゼなどの酵素には抗酸化力があり、食材の活性酸素や発がん性物質を打ち消してくれる。肥満や認知症の予防にもつながる

 ▼小さい頃は親や教師に「よくかみなさい」と教えられたが、最近の人たちは昔と違ってかむ回数が減っている。軟らかい食べ物が増え、口に入れた瞬間においしいと感じたり、よくかまずに済んだりする食べ物が好まれている

 ▼文部科学省の調査では本県の子どもたちは全国平均を上回る肥満傾向が続いている。肥満の解消には適度な運動が大切だが、食事の際によくかむことも試してはどうか。食材のおいしさをじっくり味わって健康な体が手に入るなら一挙両得だ。