【4月13日付編集日記】立ち会議

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 関西には立ち飲み屋が多い。大阪に旅行した時、現地の友人と立ち飲み屋に入り、その理由を聞いた。「関西の人はせっかちだから、さっと飲んで出て行けるのがいい。立っていたほうが健康的だし」。そう言いながらも、酒や揚げ物を次々に追加注文する姿に思わず苦笑した

 ▼座っているより、立っているほうが健康にいいのは本当らしい。長く座っていると体の代謝機能や血液の流れが悪くなるため、糖尿病や血管の病気などにかかるリスクが高くなることが国内外の研究で分かってきた

 ▼日本人が1日のうち座っている時間は平均8~9時間で、世界最長クラスだという。そのため最近は、立ったままパソコンを操作できる机を導入するなどして、座りっぱなしのデスクワークを減らしていこうという取り組みが始まっている

 ▼県もその一つ。いすを使わない「立ち会議」を試験的に始めた。座るよりも立っているほうが、より多くのカロリーを消費することができるため、職員の肥満改善にもつなげたい考えだ

 ▼立ち会議の導入によって議論に集中でき、きっと良いアイデアが浮かぶに違いない。業務の効率化と健康増進の一石二鳥が実現すれば「働き方改革」を進める一手になる。