【4月22日付編集日記】天皇杯サッカー

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 大相撲の名物の一つに「座布団の舞」がある。平幕が横綱や大関に勝つと、観客が座布団を土俵に投げ、殊勲の力士を手荒くたたえることだ。番付で下位の力士が上位力士を破る「大物食い」は、大相撲の醍醐味(だいごみ)だ

 ▼大物食いで知られる名力士も多い。その一人が元関脇高見山だ。高見山は三役と平幕を14回も往復したが、上位陣との対戦では「金星こそわが命」と闘志を燃やした。名だたる名横綱から当時の新記録となる金星12個を挙げた

 ▼大物食いは、大相撲に限らない。サッカーでは、アマチュアがJリーグのチームを破ることを「ジャイアントキリング」という。それを見ることができるのはJクラブと、各都道府県の代表決定戦を勝ったアマが日本一を争う天皇杯全日本サッカー選手権だけだ

 ▼その天皇杯サッカーはきょう開幕する。本県代表は、県社会人リーグ1部のいわきFCだ。3回戦までのトーナメントはJ1の札幌、清水と同じブロック。福島市で行われる初戦に勝てば、札幌と対戦する

 ▼初出場の天皇杯で選手は初陣に挑む。Jリーグ入りを目指すいわきFCにとってトップクラブとの戦いは願ってもない機会だ。多くの人がジャイアントキリングを待ち望んでいる。