【7月19日付編集日記】かかりつけ医

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 病気を抱えながら仕事などの日常生活をつつがなく過ごすことができるようにするには、何が必要か。多摩大大学院教授で医師の真野俊樹さんは著書でかかりつけ医の大切さを説いている

 ▼真野さんは、かかりつけ医には他の医師とのチーム医療や病院との協力などで患者に寄り添う役割が求められるとし、地域医療や保健、福祉などを総合的に担うことで医療の中心的な存在となる可能性も指摘している

 ▼わが国では糖尿病患者数の増加が課題となっているが、政府や日本医師会が推進する「糖尿病性腎症重症化予防プログラム」でも、かかりつけ医を取り組みの要に据え、健診の未受診者の把握や指導などで役割を期待する

 ▼県内でも保健指導の対象者選びや指導の在り方、医療機関の連携など国の指針を踏まえ地域の実情に即したプログラムを進めている市町村は多い。県も9月中のプログラム作成を目指している

 ▼糖尿病の病状が進み、人工透析を受けることになれば生活への影響は避けられない。糖尿病性腎症は透析療法を受ける患者の原因疾患の1位を続けている。病気予防と、万一かかった場合には生活の質を保つために、身近で頼りになるかかりつけ医の存在が欠かせない。