【8月11日付編集日記】体に良い食事

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 塩辛いおかずで炊きたてごはんをほおばれば、よくぞ日本に生まれけりと思うが、それもほどほどにということだろう

 ▼「伝統的日本食は欧米型の食事より健康的」と長く信じられてきたが、肉やパン、乳製品といった「欧米型の食事」を多くとる人の方が、死亡リスクは低くなる傾向があるとの研究結果を国立国際医療研究センターなどがまとめた

 ▼理由はまだ明確でないが、一つの要因として日本人の塩分の取り過ぎが指摘される。日本人の塩分摂取量は推定で1日当たり男性11グラム、女性9グラム。これは世界保健機関(WHO)推奨の5グラムとかけ離れており、高血圧や心疾患などに関係しているとみられる

 ▼食事について管理栄養士の資格を持つ人たちに話を聞いたところ、共通するのは「体に良い食べ物、悪い食べ物というのはないと思っていい」「どんな食べ物も、それだけで健康になったり、病気になったりはしない」ということだった

 ▼問題は量であり、体に良いからと食べ過ぎたり、悪いからと不足したりすればさまざまな影響が出る。バランス良く好き嫌いせず、三食きちんと、塩分少なめで腹八分目。地味で常識的だが、健康な食事のとり方はすでに多くの人が知っている。