【8月13日付編集日記】人手不足

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 猫の手も借りたい―。最近、仕事関係であいさつ代わりによく交わされる言葉は「人手不足」ではないか。本紙でも「人手不足」という言葉を含む記事の本数が今年に入り急増。昨年同期比で約5割増、4年前と比べると3倍以上だ

 ▼人手不足は宿泊、飲食、介護、看護、運輸、建設業などで著しいとされる。地方で深刻なのも特徴で、これが地方経済の足かせになっているという指摘も多い

 ▼先月発表の2017年度の経済財政白書は、人手不足が1980~90年代のバブル期並みに深刻化していると強調した。当時の経済の過熱ぶりを記憶する身としては、それほどなのかと驚く。当時との大きな違いは、少子化により働く世代が少なくなっていることだ

 ▼「人が集まらない」。そんな悩みは海の向こうでも同じだ。米ワシントン・ポスト電子版に、人手不足からロボット導入に踏み切ったウィスコンシン州の中小企業の例が紹介されていた

 ▼ロボットは、少し前は大企業の工場にしかなかったが、あっという間に身近な存在となりつつある。将来は、身の回りの世話でもロボットが活躍するだろう。猫の手ならぬロボットや人工知能をどう使いこなし、どう慣れるか。そういう時代だ。