【8月21日付編集日記】ふくしま満天堂

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 「企画のヒントは半径5メートル以内に転がっている」。放送作家の内村宏幸さんはコント番組のネタづくりの秘訣(ひけつ)を著書で明かしている。常に観察を怠らずヒントになりそうなものを見逃さない姿勢が大事だという

 ▼こちらは半径5メートルどころではない。直接、手に取ってもらい、売れる商品づくりのヒントを得ようという取り組みだ。県が、県産農林水産物を活用してつくった6次化商品の共通ブランド「ふくしま満天堂」を創設、新しいプロジェクトをスタートさせた

 ▼プロジェクトでは、県内の道の駅など10カ所に特設売り場を開設。100種類近くある商品のうち、各店が選んだ10~16種類を販売、同時にアンケートを行って消費者の声を聞いている

 ▼特設売り場は10月末までで、11月からは首都圏の駅や物産展などでPR販売し消費者の反応を見ることにしている。このプロジェクトでは事業者の研修も行い、商品開発や品質向上、販路拡大を目指す

 ▼ふくしま満天堂の名前には「満天の星のように福島がスター商品であふれる未来を目指す」という思いが込められたが、スター商品づくりのヒントも星の数ほどあるはずだ。それを見逃さず磨きを掛ければ県産品はいっそう輝きを増す。