【10月5日付編集日記】紅葉狩り

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 〈きのふこそ早苗とりしかいつのまに稲葉そよぎて秋風の吹く〉(古今和歌集)。昨日の本紙に大玉村の田園風景が載っていた。黄金色に輝く稲穂が一面に広がり、稲刈りを待つ。時のうつろいは本当に早いものだ

 ▼その大玉村を望む安達太良山では、中腹の薬師岳から眺める紅葉が見ごろとなった。薬師岳からの眺望は県外にも広く知られている。〈安達太良の山はだ染めし初紅葉〉(民友文芸)。今年もこの場所から紅葉狩りを始める人も多いだろう

 ▼木々の葉が鮮やかに色づくためには、日差しと雨が適度にあり、気温がしっかり下がることが大切だとされる。昨日は冬の使者・ハクチョウと連れ立って強い寒気がやってきた。これで山々も標高が高いところから順に紅葉が一気に進みそうだ

 ▼県によると、磐梯吾妻スカイラインは浄土平から天狗の庭、双竜の辻などに見ごろの範囲が広がってきた。磐梯山も山頂から次第に染まりつつある様子をゴールドラインの展望スポットから見ることができる

 ▼今月から、絶景、食と日本酒、温泉をテーマにした県の「ふくしま秋冬観光キャンペーン」がスタートした。「錦秋の福島」の美しさを県民自らが堪能しながらその魅力を観光客に伝えたい。