【10月7日付編集日記】緑の少年団

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 花壇作りなどの花や緑に親しむ活動を情操教育に生かす。そんな取り組みを農林水産省などが進めている。「花育」という。子どもたちの優しい心や美しいものを愛する気持ちを育てる狙いがある

 ▼子どもたちが緑化活動に取り組む緑の少年団も、花育に通じる活動だ。国土緑化推進委員会が提唱して1960年に誕生した。その後小学校ごとに設立が進み、自然体験だけでなく、地域貢献の場にもなっている

 ▼県内の第1号は74年に結成した川内小だ。現在は112団までに増え、団員は約5600人が活動している。しかし最近は、少子化に伴う学校の統廃合で解団も増えており、活動の継承には課題があるという

 ▼そうした中でうれしいニュースがあった。新地町の駒ケ嶺小が全国花のまちづくりコンクール団体部門で最高賞の花のまちづくり大賞を受けた。緑の少年団を中心に、学校を挙げて花いっぱい運動などに取り組んだことが評価された

 ▼団員の4~6年生は夏休みも当番を決めて登校し花壇の手入れをした。活動を通して思いやりの気持ちや責任感が団員に生まれているという。花と緑あふれる古里づくりが、子どもたちの心に咲いた花をさらに大きく育ててくれるだろう。