【1月12日付編集日記】安全なまち

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 かつて暴力団による事件が相次ぎ「東北のシカゴ」と言われた郡山市。市民が一丸で汚名を払(ふっ)拭(しょく)するとともに、小中高校の合唱や管弦楽が全国トップレベルとなり「東北のウィーン」と呼ばれるようになった

 ▼体感治安は格段に良くなったが、市は交通事故や犯罪の防止など世界保健機関(WHO)が推奨する安全、安心のまちづくりについての国際認証「セーフコミュニティ」の取得を目指してきた。2月には県内で初めて取得できる見通しだ

 ▼これまでに国内で認証されたのは14都市。青森県十和田市は組織横断の連携で情報や課題を共有し、取り組みが改善されたことで自殺者数や交通事故件数が減少傾向となる効果があったという

 ▼民間調査研究機関が昨年実施した全国の市区町村別魅力度アンケートで上位100位に入った県内の自治体は63位の会津若松市のみだった。認証によって、郡山市でもランキング入りが期待されている

 ▼安全、安心なまちは、東京五輪・パラリンピックの事前合宿誘致や訪日外国人の誘客などのアピール材料となる。発信力を強めるためにも多くの市民に認証を知ってもらうことが大切だ。行政と市民、団体が一緒になりさらに都市の魅力を高めたい。