【6月13日付編集日記】さくらんぼ

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 福島市の茂庭地区(旧茂庭村)を舞台にしたNHK連続ラジオドラマ「さくらんぼ大将」が放送されたのは、国内でテレビ放映が始まる前の1951年だった。脚本を手掛けた劇作家の菊田一夫は、同市出身で作曲家の古関裕而と一緒に現地を訪れてドラマの構想を練った

 ▼物語は「さくらんぼ大将」と呼ばれている主人公の少年が、全国を旅して成長する姿を描いた。主題歌は菊田が作詞、古関が作曲を担当した。赤い実を付けたサクランボ畑の情景を歌った主題歌は当時、多くの人に親しまれた

 ▼県内でサクランボが旬を迎え、生産農家が収穫に追われている。JAふくしま未来によると、今春は暖かい陽気が続いたことなどから各品種とも例年より収穫が早まっているという

 ▼同JAの農産物直売所には主力品種の「佐藤錦」など地元産サクランボが数多く並び、買い物客でにぎわいを見せている。贈答用に発送する人も多く、販売のピークは今週末ごろの見通しだ

 ▼「果物王国ふくしま」が誇る旬の果物は初夏のサクランボから、いよいよ本格化する。モモ、ナシ、ブドウ、リンゴ、カキなど農家が心を込めた季節の果物はことしも多くの人においしさと笑顔を届けてくれるはずだ。