【6月20日付編集日記】郷土の切手

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 切手愛好者などでつくる福島郵趣会の会長を長年にわたり務めた福島市の鈴木宏さんは「切手は知識の宝庫」と著書に書いている。切手の図柄には芸術として鑑賞するだけではなく、歴史や地理、文学などに理解を深める楽しみも詰まっているという

 ▼鈴木さんの切手の収集歴は約70年に及び、本県にちなんだ切手のコレクションも多い。郷土の切手を取り上げた冊子も発行し、その魅力を広く紹介している

 ▼日本郵便は全国各地の特色ある題材をもとにした「ふるさと切手」などを発行している。自然風景や伝統行事、周年の節目など多様なテーマがあり、地方色あふれるデザインが人気だという

 ▼本県関連の切手が発行される機会も増えている。今月は南相馬市で開かれた全国植樹祭や福島競馬場開設100周年、相馬野馬追にちなんだ切手が発売された。会津地方の郵便局で先月販売された戊辰150周年記念の切手は完売するほどの人気で増刷される予定だ

 ▼思い入れのある切手を貼って手紙を出したり、切手にまつわる思い出とともにコレクションに加えたりと、切手にはさまざまな楽しみ方がある。地域ならではの切手を通して、多くの人たちに本県の魅力が発信されるといい。