【7月6日付編集日記】カレーライス

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 暑さが続いたと思うと、急に涼しくなる。この天候で体調の調節が難しい。そのせいか食欲も湧かない。こんな方も少なくないだろう

 ▼だが、それでは体が、へばってしまう。この時期、何を食べたらいいだろうと手元の本をめくっていると、作家池波正太郎さんの随筆に「夏はカレーライスの季節である」の一文を見つけた(「食卓の情景」)

 ▼池波さんは、その理由を特に記さず「家でもよく作る」とだけ書いている。健康を考えると、夏のカレーは理にかなった話。香辛料の辛さは、適度なら食欲を増し、発汗や代謝、消化を促すといわれる。作家には当たり前の夏の一品だったようだ

 ▼帰国したW杯の日本代表イレブンも、きっと夏のカレーを味わっただろう。帯同した代表専属シェフの西芳照さん(広野町)は、14年前の初帯同以来、試合後のメニューには、勝敗に関係なくカレーライスを入れてきたという

 ▼野菜と肉、米が同時に食べられ、疲労回復にもってこい。なによりも選手に人気。肉が喉を通らなくてもカレーなら食が進むと、西さんが書いている。時には辛かったり、しょっぱかったりするだろうが、明日への活力源なのだ。そんなことを思い今夜はカレーもいいか。