【7月18日付編集日記】ダリア

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 ダリアは江戸時代末期、欧州から日本に持ち込まれたとされる。最初は「天竺牡丹(てんじくぼたん)」と呼ばれて普及した。日本で独自に改良された品種も多く、鮮やかな花の色と独特の花型が人 々を引きつけてきた

 ▼生産者らでつくる「日本ダリア会」によると、ダリアの切り花は近年、右肩上がりで需要が伸びており、出荷される品種も増えている。栽培と輸送の技術が進歩したことで、家庭から祝い事までさまざまなシーンに登場するようになった

 ▼ダリアの花で町おこしに取り組む塙町の「ダリア切り花生産等推進協議会」が、中国に向けて、ダリアの切り花輸出を始めた。協議会と取引がある東京の花き市場関係者が同町産ダリアの品質を高く評価し、中国との橋渡し役を務めた

 ▼中国では、結婚式などでダリアの人気が高く、将来的にも需要が見込まれるという。ダリア栽培に地道に取り組み、試験販売から数えて今年で10周年を迎えた生産者たちは販路拡大に期待を寄せている

 ▼輸出に携わる生産者の一人は「美しくて品質の良い花を、より多くの人に知ってほしい」と意気込む。華やかな花姿を自慢とする塙町のダリアが国内だけでなく、海外でも広く通じるブランドとして花開く日も近い。